睡眠時無呼吸症候群
あなたは本当に眠れている? 保険診療
新幹線運転士の居眠り事件をきっかけに注目を浴びた睡眠時無呼吸症候群(SAS=Sleep Apnea Syndrome)。睡眠中に呼吸が止まる現象を何度も繰り返す病気です。睡眠の質が悪くなるため、昼間に眠気や倦怠感を感じたり、居眠り運転の原因になることが知られています。
しかも、肥満や高血圧、糖尿病とも合併しやすく、放置すれば寿命を縮めることにもなりかねません。
気付かないうちに忍び寄る睡眠の落とし穴、あなたの睡眠は、本当に大丈夫ですか?
よく寝ているのに日中に眠い、朝起きても熟睡した気がしない・・・。
そんな方は睡眠時無呼吸症候群を疑って検査してみましょう!
あなたの最近の生活の中で次のような状況で眠ってしまうかどうかを0~3で評価してください。
質問のような状況になったことがなくても、その状況を想像してお答えください。
0点:決して眠ってしまうことはない 1:稀に眠ってしまう
2:50%前後の確率で眠ってしまう 3:70%以上の確率で眠ってしまう
以上8項目の合計が11点以上の方は、睡眠時無呼吸などの病的な眠気が有ると考えられます。
当クリニックの検査・治療方針
※ AHI=無呼吸低呼吸指数=1時間あたりの無呼吸数
診断基準 | ・7時間の睡眠中に10秒以上の無呼吸数が30回以上起こる。 ・睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上起こる。 |
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原 因 |
・首まわりの脂肪→気道をふさいでしまう ・小顎症(顎が小さい) ・舌が大きい→喉をふさいでしまう ・鼻中隔湾曲症(鼻の気道が曲がっている) ・扁桃肥大・アデノイド・軟口蓋沈下・舌根沈下 |
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検査・診断 | 睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、まず血液中の酸素濃度を調べるパルスオキシメータと呼吸センサーを装着して、睡眠時の呼吸状態を評価するスクリーニング検査を実施します。 |